別れたくない私、結婚できないという彼

彼の友人に紹介してもらった帰り道に、突然の別れようメール。

深夜になってようやく彼と電話がつながり、話すことができました。

私は混乱するばかりで、泣きながら「どうして」「ごめんなさい」「ちゃんと話がしたい」しか言えません。

別れ際に感情的にすがるのは典型的な復縁NG行動ですが、当時の私はそんなこと知りませんでしたし、とにかく彼を引き止めなければと必死でした。

一方の彼は「今日わかった。こういう女とは俺は結婚できない。俺の妻になる人はあんなことはしない」と何度も繰り返します。

お互いの主張を繰り返すだけの電話が何時間か続きましたが、どうにか彼と会う約束を取り付けました。

約束は来週。それまでの数日間は、高層ビルで飛び降り寸前の場所に立たされているような、落ち着かなくて不安な時間でした。

予想外だった、彼の怒りの理由

ようやくやって来た約束の日。場所は彼の部屋でした。

私はその日、彼の友人に対する失礼な態度を謝罪するつもりでいました。

彼の友人に紹介されて一緒に食事をしたあの日、少々浮かれてはしゃぎ過ぎ、初対面の友人に対してフランク過ぎる態度だったかもしれない。

あの時のあの一言、何気なく言ってしまったけれど、もしかしたらすごく失礼なことを言ってしまったのかもしれない。

そのことを彼に誤り、彼の友人にも謝らなければ…。この数日、ずっとそれを考えていたのです。

でも…

私のその考えと反省は、まったくの見当違いでした。

「お前、あの時俺を無視したよね」

彼が言うには、あの食事の時、彼が私に声をかけたのに、それを無視したと。

もちろん無視するわけがないので、お店の雑音で聞こえず、気付かなかったのだと思います。

私は少し混乱しました。彼は続けます。

「俺が話しかけたのに無視して、あいつと喋ってた。俺をないがしろにするような女とは結婚できないと思った。」

…。

彼の話を聞いていると、つまりは、やきもち…。正直、そんなことで?と拍子抜けしました。

でも、自分に自覚がないとはいえ、別れを考えるほど彼にひどいことをしたのだと思い、その時はひたすら謝罪に徹しました。

何か違和感を感じはしましたが、それでも当時の私は彼が好きで、嫌われたくないと必死だったのです。